CANガードは何社から売られているのか?
同じ製品なのに価格が違う理由と、損をしない買い方
CANガードを買おうとネット検索すると、複数のショップが出てきます。
名前も見た目もほぼ同じなのに、
価格が違う。
「安いところは偽物なのでは」
「高いほうが性能がいいのか」と
迷った方も多いはずです。
結論から言うと、多くは同一の製品で、性能に差はありません。
価格が違うのは流通の構造によるものです。
この記事では、CANガードがどこで作られ、どういう経路で売られているのかを整理し、価格差の理由と、損をしない買い方をまとめます。
先に結論
・製造元は
株式会社クロスメンバー
(神奈川県)1社
・複数のショップは、
そこから卸を受けたライセンス販売店
・つまり中身は同じ製品で、
性能差はない
・価格差はマージン、モール手数料、セット内容、ポイント還元による
・ただし「似ているが別物」の製品も混在するので注意が必要
・比較すべきは表示価格ではなく「品番」と「実質支払額」
順に見ていきます。
CANガードを作っているのは誰か
CANガードを開発・製造しているのは、神奈川県のカーアクセサリー販売業
「株式会社クロスメンバー」です。
代表の中野慎吾さんが考案しました。
もともと自動車が趣味で、
デザイン事務所などで働きながら、自身のオフロード車で全国の愛好家と交流してきた方です。
CANインベーダーによる盗難のニュースを他人事と思えず、開発に至ったと報じられています。
つまり大手部品メーカーの製品ではなく、車好きの個人が問題意識から立ち上げた製品です。
この背景は、製品の性格を理解するうえで重要だと思います。
権利関係も押さえられています。
・特許第7374537号
(株式会社オザキ)のライセンス商品
・意匠登録1754054
(クロスメンバー)
・「CANガード」はクロスメンバーの登録商標
販売実績は、発売から約半年で2,000台以上。
その後の報道では2,500個以上とされています。
なぜ複数のショップから出ているのか
理由はシンプルで、クロスメンバーが卸売をしているからです。
同社は開発・販売に加えて「卸」を
明言しています。
流通の形はこうなります。
株式会社クロスメンバー(製造・卸)
↓
ライセンス販売店(LADDER FRAME など)
↓
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング などの販売ページ
たとえばLADDER FRAMEは、
クロスメンバーと強いパートナーシップを持つブランドで、CANガードをライセンス品として販売しています。
商品ページにも
「クロスメンバー ライセンス商品」と明記されています。
つまり、複数のショップに並んでいても、元をたどれば同じ工場から出た同じ製品です。
「安いから粗悪品」ではありません。逆に「高いから頑丈」でもありません。
価格が違う5つの理由
同一製品なのに価格が分かれるのは、次の要素が絡むためです。
▼1.
販売店ごとのマージン設定
卸値は同じでも、上乗せする利益率は各店の判断です。
薄利多売で回す店と、サポートを厚くして利益を確保する店があります。
▼2.
モールの手数料
楽天、Yahoo!ショッピング、Amazonでは、出店料や販売手数料の水準が異なります。
この差が、そのまま販売価格に反映されます。
同じ店が複数モールに出していて、価格が違うのはこのためです。
▼3.
セット内容の違い
ハンドルロックが同梱されるセット販売など、キャンペーン込みの構成があります。
単体価格だけを比べると、こうしたセットのほうが割高に見えます。
▼4.
ポイント還元とクーポン
楽天やYahoo!では、ポイント還元やクーポンによって実質負担が大きく変わります。表示価格が高くても、還元後は逆転するケースがあります。
▼5.
送料の扱い
送料込みか別かで、数百円から千円単位の差が出ます。
総額で比較しないと意味がありません。
要するに、性能ではなく売り方の差です。
ここが落とし穴:似ているが別物のケース
同じに見えても、実際には別物というパターンが2つあります。
▼パターン1:
品番が違う(適合違い)
これが最も危険です。
CANガードは車種専用設計で、
同じ40系アルファードでも製造時期によって品番が分かれています。「2023年6月〜2024年1月」向け、「2025年1月登録以前」向けといった具合です。
検索結果には、これらが横並びで表示されます。
安いと思って買ったら自分の車には付かない、ということが起こり得ます。
しかも販売店によっては、
注文確定後の変更や、購入後の返品・返金を受け付けていません。
年式や型式だけでは判断できないケースがあるため、メーカーや販売店に写真を送って適合確認をしてから注文する、という手順が案内されています。
▼パターン2:
別ブランドの類似製品
CANガード以外にも、同じ発想の製品が販売されています。
他ブランドのCANインベーダー対策カバーがそれです。
これらは名前も見た目も似ていますが、設計も製造元も異なります。
悪い製品という意味ではありませんが、
「CANガードを買ったつもりが別製品だった」という混同は起こり得ます。
商品ページで、クロスメンバーのライセンス品である旨や品番の記載を確認してください。
損をしない買い方
以下の順番で確認すれば、間違いはほぼ防げます。
1.
自分の車の年式・型式・登録時期を控える
2.
販売ページの品番と適合条件を照合する
3.
判断に迷ったら、写真を添えて販売店に問い合わせる
4.
複数のモールで、送料とポイント還元を含めた実質支払額を比較する
5.
返品条件を必ず確認する
(不可の店が存在します)
6.
取り付け方法を決める
(DIYかショップか)
6番については、取り付けにバンパーの脱着が必要です。
ショップに依頼する場合は工賃が別途かかるため、本体価格だけで判断すると総額が想定を超えます。
なお価格は時期やキャンペーンで変動するため、この記事では具体的な金額を記載していません。
購入時点で各販売店を確認してください。
なぜこの構造が生まれたのか
最後に、少し踏み込んだ話をします。
CANガードが複数社から売られているのは、クロスメンバーが自社販売にこだわらず、卸とライセンスで広げる方針を取ったからです。
同社は
「認知度がまだ低く、防犯意識の向上につながりにくい」という趣旨のコメントを出しています。
1社で抱え込むより、多くの販路に乗せて、対策そのものを広めるという判断だと読めます。
購入者にとっては、選択肢が増えて価格競争が起きるという意味でメリットです。
同時に、適合違いや類似品との混同というリスクも生まれました。
選択肢が多いというのは、こちらが確認する責任も増えるということです。
まとめ
・CANガードの製造元は
クロスメンバー1社のみ。
・複数のショップは卸を受けたライセンス販売店で、中身は同じ
・価格差はマージン、モール手数料、セット内容、ポイント、
送料による
・性能差はないので、実質支払額で選んでよい
・ただし品番違い(適合違い)は致命的。返品不可の店もある
・別ブランドの類似製品も混在しているので、ライセンス表記を確認
・取り付けはバンパー脱着が必要。工賃込みの総額で判断する
「どこで買うか」より「どれを買うか」のほうが、はるかに重要です。品番だけは、必ず確認してください。
出典・参考
・株式会社CROSSMEMBER
プレスリリース
・クロスメンバー公式オンラインショップ 製品情報
・LADDER FRAME 商品ページおよび適合情報
・東京新聞(2025年)開発者インタビュー記事
・各通販モールの商品ページ
※価格・適合・在庫は変動します。購入前に必ず販売元にご確認ください。
※本記事は特定の販売店を推奨するものではありません。
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